トレードの練習方法は分かったけど,
いざトレード練習するとなると,
損するのが怖くて
なかなか最初の一歩を踏み出せないこともある。
最初の一歩が踏み出せない理由としては,
玉を建てた後,上に行くか,下に行くか
よく分からないから,踏み出せない場合もあろう。
そのようなときは,とりあえず,
次のように売りと買いの玉を建ててみればよい。
1-1
こうしておけば,上がろうが,下がろうが,
恐怖心を感じることはない。
実際にトレードしてみると,
よく分かることであるが,
リアルに玉を建てると,
相場の動きを切実に感じるようになる。
この切実さを感じることが大切である。
さて,1-1で玉を建てたあと,
上か,下か,どちらかに動くはずである
下に動いた場合,買い下がりすることにして
-1
と買い玉を追加してみる。
そうすると,
残玉:1-2
となり,
買いの平均値が下がる。
これは,-1から始めて,
下がったので,-1と追加して
残玉:0-2
とするのと,考え方は同じである。
ただし,1-1から始めた場合は,
追加買いする位置では1-1で建てた
売り玉の含み利益が出ているので,
それを追加買いの買い玉でつないだとも言える。
あるいは,追加買いするときに,
1-1で建てた売り玉を利食いする手もある。
これだと,最初に売りを入れずに,
-1,-1と買い下がり,
0-2
となったのと同じになるが,
0-2の時点では
売りの利益をすでに得ている点が異なる。
しかも,その利益は最初に建てた買い玉の評価損と
同じであるため,
実際は手数料などの分がひかれるが
0-2にした時点で実質の損失はない。
残玉が0-2になれば,
トレードの基本練習で残玉が
0-2になったのと同じである。
売りを利食わずに,1-2にした場合は,
その後,いろいろな建玉操作が考えられるが,
それはまた別の機会に書いてみることにする。
いずれにしても,最初に玉を建てる恐怖心がないのが,
1-1からのスタートである。
私がトレードを始めたころ,でたらめなトレードをして
大損失を出した後,トレード恐怖症になり,
何ヵ月かまったく玉を建てることができなくなったことがある。
そのとき,1-1のスタートを何度も何度も繰り返して
トレード恐怖症を克服したことがある。
1-1からのスタートは,玉を建てるのに恐怖心もなく,
常に規格化されたスタートなので,
トレードの練習にもってこいの方法であった。
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