先物の手口分析について思うこと

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最近、先物の手口分析や、先物オプション考察が
ホットな話題になることが増えた気がします。

先物をやらない人にとっては、どうでもよい話かもしれませんが、

先物のトレードしている人にとっては
そのような話題はとても気になるところです。

もちろん、先物の手口なんか、

特に、大人の手口なんて、

他の金融商品との関係もあり、

そこで見えているのはそのごく一部にすぎないので、

先物やオプションの建玉の推移をみたからといって、
何も分からないという人もいるでしょうし、

誰もがみることができる情報でもあり、

そのような情報をみても意味がない、

そういう考え方も確かにあるとは思います。

もし、そう考えるのならば、
現物株のトレードをするときに、

多くの人がみてるであろう移動平均線や出来高、

信用倍率、買い残に売り残、

各社が出してる業績や、配当利回り、

ROEやPERなどなど、

誰もがみることができる情報なんて、

まったく意味がないといってるのと同じだと思います。

ましてやチャートを使った分析なんて、
誰もが普通にチャートはみれるわけですから、

そんな情報使ってもこれから先の動きなんて、

誰にも分からないということになります。

実際、未来の動きなんて、誰にも分からないでしょう。

それでも、多くの人は、チャート分析したり、

移動平均線を使ったり、出来高分析したり、

いろいろやってると思います。

それを思うと、先物の手口分析もそのうちの1つにすぎず、

先物の手口を分析したからといって、

未来の値動きが分かるわけではありません。

しかし、何も知らないよりかは、

先物の手口を知ってそれをどう参考にするかの話です。

移動平均線の傾きや乖離率を知って、

それをトレードの参考にするようなものです。

現物の各指標を利用することに関しては、
ほとんど何も言わないのに、

先物の手口分析をしているのをみると、
何かといいたくなるような人もいるようで、

それが不思議でなりません。

先物の手口分析、実際にやってみると分かりますが、

恐ろしく大変な作業です。

トレーダーズ・ウェブ(https://www.traders.co.jp/index.asp)の
先物やオプションの手口情報をみるのではなく、

東京証券取引所(https://www.jpx.co.jp/)で開示されている
様々な情報を駆使して、

日々の先物の売買動向や建玉残高の推移、

どこの業者からどこの業者に玉の移管が行われたのか、など

まあ、やってみると、めちゃくちゃ大変です。

でも、現実にそれをやってる人はいますし、

大人は確実にそれをやってると思います。

もちろん、それらの分析は当然プログラムでやってるでしょう。

さらには、大人はザラバ中も各玉の移動を
アルゴで把握してるでしょうから

どの銘柄のどこの価格でいくらの約定があったとか、

その注文がどこから来てるのかなど、

すべてお見通しということなんでしょ、たぶん。

いずれにしても、先物の個人の手口をみていると、

その個人の逆の方向にいくことが多いような気がしますし、

先物トレードやるのであれば、参考程度にでもいいので、

先物の手口情報くらいは知っておいて損はないと思っています。

ただ、先物の建玉残高研究を本格的にするには、
ものすごい努力が必要で、

さらには、季節性の動きなどもみるためには、
1年間通しでそのような考察をやり続け、

それを何年にもわたり考察してみる必要があります。

そういう努力もしないで、ただやっても意味がないと
切り捨てるのはどうかと思います。

先物の手口分析したければ、するし、

したくなければ、しなければいいし、

ただそれだけのことです。

他人の分析手法にとやかく言うのは意味がなく、

自分と違うことをしていれば、

そこから何か得るものはないかと

日々、研究してこそ、自分が成長するというもの。

それ故、自分と違うトレードスタイルの人には、
とても興味があります。

トレードは長くやっていると、

最初は見えてなかったものが
見えてくるというのは、確かにありますし、

実際、私もそう思いますから。

トレード始めた頃と今とでは
私のトレードの仕方がまったく違いますし、

今の実力でトレードを始めたかったと思うことばかりです。

先物の手口分析も、長期に渡りやり続けてみると、

何か今まで見えたなかったものが
見えて来るのではないかと思うばかりです。

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